2012年6月22日金曜日

物凄い勢いで見たDVDの話6

長くなりそうな予感。




・ランボー 最後の戦場(2008年・ライオンズ・ゲート)

ジョン・ランボーはタイ北部のジャングルで、運搬や毒ヘビ狩りを生業としながら暮らしていた。
ある日、ランボーの前にキリスト教系NGOの一団がやって来て、ミャンマーへの案内を依頼する。
最初は断るランボーだが、NGOの一人サラの熱心な頼みに心動かされ、ミャンマーへと送ることに。
なんとかミャンマーまで送り届けたランボーだったが数日後、
あのNGOがティント率いるミャンマー軍に捕らえられた事を聞き…。
…………というのが基本。


20年を経てのシリーズ第4作です。
アメリカの反戦映画というと注目されるのはどうしても中東なのですが、
こちらはミャンマーにスポットを当てています。
ミャンマー連邦共和国は既に60年以上紛争が続いている国です。
アウンサンスーチーさんの名前ならニュースで聞いたことある人多いと思う。
軍事政権が続くミャンマーの非暴力民主化を叫んで15年ちかく自宅軟禁されつづけてました。
近年軟禁を解かれ、改めてミャンマー民主化の為に活動を再開しています。
スタローンは注目され続ける中東紛争よりも、静かに続いているミャンマーの悲劇を知って欲しいと
この脚本を手掛けたそうです。
派手な撃ち合いは最後以外ほぼ無い状態ですが、描写は3よりも残酷です。
というよりも、物凄くリアルになったというべきですか。 豚怖いよ豚。
恐ろしい事に、現役の傭兵がこの映画を見て、よく描写されている、
実際にはこれ以上の事が起きていると公言しているほど。
重火器のリアルな威力を見せつけてくれる映像だらけで、爽快感はほぼ無し。
そりゃそうだよね、重機関銃至近距離で喰らえばミンチになるわな。
対物ライフルで撃たれりゃ人の体貫通したり、頭なんて無くなって当然。
ちなみにスクールボーイが使ってたバレットM82A1CQ対物狙撃銃(アンチ・マテリアル・ライフル)は、
イラク戦争でアメリカ軍が使用した際には、1.5km先の敵兵の体を両断したそうです。
武器がリアルな物でない日本では、どうしても娯楽以上にならないだろうけども…。
全てが終わり、故郷に戻ったランボーの姿に、何故か涙が滲みました。
惜しいことに、ランボーにとって唯一の理解者たるトラウトマン大佐は、
リチャード・クレンナが鬼籍に入られたので回想という形で出演となっています。
5は制作中止になったそうで。うん、このまま終わろうぜ。



・バイオハザード4 アフターライフ(2010年・スクリーン・ジェムズ)

前作より1年後。アンブレラ社は東京、渋谷の地下に巨大要塞を築き、
アルバート・ウェスカー議長の指示の下で実験を繰り返していた。
その地下要塞を、アリスが自身のクローンたちと共に襲撃。
ウェスカーは地下要塞を見限り逃亡、特殊爆弾の爆破で東京は地下要塞ごと壊滅した。
オリジナルのみ生き延び、ウェスカーを追い詰めるも、不意打ちを受けて取り逃がしてしまう。
半年後、アラスカにあるという感染が及んでいない安息の地「アルカディア」を目指すアリス。
しかし、アラスカには人々の姿はなく、アリスを一人の女が襲撃。
アリスは女を倒すが、それは先にアルカディアに向かったはずのクレア・レッドフィール ドだった。
クレアの胸には蜘蛛型の奇妙なデバイスが付いており、アリスはそれを除去。
ほどなく意識を取り戻したクレアは記憶喪失になっており、自分の名前さえ覚えていなかった…。
…………というのが基本。

「バイオハザード」シリーズ4作目。

微妙に原作ゲームを踏襲しつつオリジナル展開を続ける劇場版です。
1~3まではDVDあるんですが、これはまだもってない。
東京の魔窟、地下鉄の存在は丸々無視かいっ!と一番最初で突っ込んだのもいい思い出w
ウェスカーがそっくりで取り敢えず笑いましたw あの爆発、AKIRAかよ!!とかねw
Mt.FUJIになんてことしてくれやがるとかw 何故生きてるとかwwww
さて、ウェスカー、カルロス、ジル、クレアときて、やっとクリス・レッドフィールドの登場です。
STARSではなく、アメリカ軍の特殊部隊兵士なんですがね。
役者はプリズン・ブレイクのウェントワース・ミラーw どんだけ脱出させられるんだとw
マジニはどっから生えてきたんだろうか。やっぱアルカディアからか? 一応研究施設だし。
しかし、面は黒い血にまみれてる割に殺すと赤いのなwwww
同じようなエンディングを三銃士でも見た気がするけど、まあ置いておこうw
続編も2012年公開予定。まったりと待つことにします。



・レイダース 失われた聖櫃(1981年・パラマウント)

1963年、プリストン大学で教鞭をとる考古学者インディアナ・ジョーンズは
世界中の宝物を探し発見するというトレジャーハンターとしての顔を持っていた。
ある日陸軍情報部より、ナチスがタニスの遺跡を発見、聖櫃の発掘に着手したと情報が入る。
聖櫃の在処を示すラーの杖飾りを恩師・レイブンウッド教授が手にしているという情報も。
何としてもナチスより先に聖櫃を手に入れろとの依頼に、インディは聖櫃の争奪戦に挑む。
レイブンウッド教授の娘マリオンの元へ出向き、メダルの行方を問うが…。
…………というのが基本。

インディ・ジョーンズシリーズの栄えある第1作目。
魔宮の伝説よりこっちのが好きかな。
いやあ、懐かしさとハリソン・フォードの若さに笑いが止まりませんでしたwwwww
細かいツッコミどころはおいといて、やっぱりこういうのは見ててワクワクしますね。
蛇可愛いよ蛇w 蛇とにらみ合って泣きそうなインディも可愛いwwwwww
まさに、冒険映画全ての原点と言うべき作品です。
冒険映画は数あれど、この一作目を凌ぐような作品がなかなか出ない点でも
後年にもたらした影響の大きさが見て取れます。
だって、どんな冒険映画を見ても、全てにおいて基礎がここにあるんだものw
残念ながらインディのDVDは一枚も持ってないんですが、いずれ買わないとなー。
ハムナプトラ1,2とスコーピオンキング1はあるんですけどね。



・ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年・ユニバーサル)

約2000年前の古代中国、野望にとりつかれ、強大な魔力と武力を手に入れた皇帝がいた。
女妖術師ツイ・ユアンと最も信頼する部下のミン・グオ将軍に不死の力を探すよう命じたが、
旅の中二人が愛し合ったことを知るやミンを処刑。嘆きくツイが放った呪いによって、
皇帝と臣下は陶器人形となり、ツイは広大な大陸へと消えていった。
それから2000年後の1946年。過去の冒険とその後の活躍によって財を成したオコーネル夫妻は、
外務省から持ち主を不死の泉へ導くという伝説が宿るブルーダイヤ<シャングリラの眼>を、
上海の博物館へ戻しに行く仕事だった…。
…………というのが基本。


ハムナプトラシリーズ3作目です。
冒険映画は多々あれど、インディ・ジョーンズの系譜の正統な後継として
きちんとしたヒットを飛ばした映画の一つがハムナプトラですね。
ナショナル・トレジャーも期待できたんですが、あれは2作目で豪快に撃沈しましたしww
実は1932年にユニバーサルによって制作された「ミイラ再生」というホラー映画のリメイクでした。
その後1959年にもう一度「ミイラの幽霊」というタイトルでリメイクされ、
ハムナプトラで実に三度目のリメイクということでした。とはいえストーリーは大分違うんですがw
さて3作目の話ですが、吹き替えをなぜ上地がやったのかというところから問いたいですねw
棒読みひどすぎるwwww 芸能人使うならうまい人使ってくれよと小一時間wwwwww
内容はまあ相変わらずドタバタアクションコメディですw
でも今回はミイラ成分は少なかったかしら。兵馬俑のせいかw
2から13年、8歳だったアレックスももう21歳となり、リックと共に戦えるようになりました。
前はイムホテップに小脇に抱えられてたのにね。世代交代じゃないところもいい。
残念ながらエヴリン役が交代し、そのせいか声優も田中敦子さんに変更。
次はペルーかな? 続編が見たいと思う映画の一つです。






・ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間(2001(日本では2002)年・ニュー・ライン・シネマ)

遠い昔、闇の冥王サウロンによって密かに、世界を滅ぼす力を秘めた一つの指輪が作り出された。
次々と中つ国の自由な大地が奪われる中、勇気ある者たちがサウロンに立ち向かい、
一人の勇者・イシルドゥアによって指を切り落とされたサウロンは力を失い敗れ去った。
しかしイシルドゥアは指輪を破壊せずに自らの物とし、やがて指輪によって死に至る。
その後、指輪は所有者を次々と変え、いつしか神話となった。 
時は中つ国第3紀。誕生日と共に旅立つ義父・ビルボから指輪を託されたフロドは、
ビルボの旧友・ガンダルフに、その指輪こそがサウロンの指輪であると教えられる。
サウロンの魂が指輪と共に残り、今なお世界を闇の支配下にせんと指輪を探している事、
既に指輪が自らの元にある事を知らされたフロドは、ガンダルフの助言によって
半エルフ・エルロンドが主を務める裂け谷の館へと旅立つのだった…。
…………というのが基本。

近代における全てのファンタジーの基礎となった小説、「指輪物語」が原作の映画。
長らく映像化が待たれていながらも、その壮大さ故に幾度も断念されてきました。
現代のCG技術でやっと映像化が叶ったという、
アカデミー賞ノミネート11部門全受賞など、ファンタジー映画としては大成功を収めた映画で、
ハイファンタジー好きには本当に堪らない映画の一つです。
イライジャ・ウッド、ヴィゴ・モーテンセン、オーランド・ブルームにとっては出世作。
原作者のJ・R・R・トールキンはイギリスの大学教授で、特に語学に堪能であった為か、
作中で使用されている言語は実際に使用可能なレベルのもの。
辞書も存在しますし、映画中でもきちんと使用されています。
都合上原作から改変された部分も多くあるために原作ファンからの批判も多いですが、
原作通りにすると、1編3時間じゃ収まりませんwwwwww
それこそハリー・ポッターに負けないレベルの長編になっちゃいますwwwwww
登場人物も膨れ上がって、多分原作知らないと全く把握できなくなるwww
実際のところ、原作も最初は世界の成り立ちから語られており、本編開始は中盤以降ですw
三部作全て劇場で見たのですが、初見は本当に感動しましたね。
ホビットが小さい!! ドワーフがきちんとドワーフだ!! エルフの美しさったらもう…!!
最近の日本のRPGのドワーフって妙に可愛らしいデザインに変えられてしまっているので
ドワーフがきちんと背が低く、ずんぐりとしていて無骨である事に無常の喜びを覚えましたw
あとエルフの耳が短い事が嬉しかったwwwwww
カラズラスの峠で一人だけ雪の上歩くレゴラスに内心大爆笑したのもいい思い出ww
原作よりも大活躍で何よりです、レゴラスさんw
第一部は指輪の目覚めから仲間の離散まで。
そう言えば、指輪物語、というかロード・オブ・ザ・リングでは翻訳で大きな騒動となりました。
洋画の翻訳というと大抵戸田奈津子という方が翻訳されているのですが、
どうにもこの方、独特の言い回しと誤訳が多いのですね。
んで、ロード・オブ・ザ・リングでも各所でやらかしてくれまして、
なんとピーター・ジャクソン監督の元まで翻訳者降板の署名が届けられてしまうという
とんでもない自体と相成りました。
小説の翻訳者を監修に連れ出してなんとかまともになったらしいですが、
フルメタル・ジャケットでも降板させられたという前例を持つ人だけに、
まあどうでもいいし的態度とって、さらにファンを怒らせたらしいですけどね。
正直私も彼女の翻訳で首を傾げる事が過去に何度かあった為
この騒動は仕方ない事だと思ってます。作品が作品だしw




さーて、次はロード・オブ・ザ・リングと何借りようw

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